THE GENERAL KYOTO高辻富小路おひとり様レビュー。別宅感で寛げる。暮らすようにホテルステイ

5つの棟が京都の町に点在する分散型ホテル「THE GENERAL KYOTO（ザ ジェネラル京都）」。

今回は、THE GENERAL KYOTO 高辻富小路にホテルステイしました。

THE GENERAL KYOTO（ザ ジェネラル京都 高辻富小路）

THE GENERAL KYOTOの5棟のホテルは、京都の中心地、四条通りと五条通りの間に点在します。

それぞれ徒歩で回れる距離で、各棟の施設を利用できるのが特徴。

現在は、高辻富小路のみの営業。

他の4棟は休業中です。 （2022年4月現在）

THE GENERAL KYOTOは、デザインも特徴。

国内外のアーティストたちの個性とセンスが光る、アートとデザインのつまったホテルです。

棟の1つ高辻富小路は、アトリエ・オイが日本で初めて空間デザインを手掛けています。

アトリエ・オイは、建築や、BVLGARIやLOUIS VUITTONなどのプロダクトなど、幅広く手掛けるスイスのデザイングループ。

お洒落なわけです。

あまり前情報を持たずに、客室の写真が素敵で予約しましたが、納得です。

素敵度が、並みじゃありませんでした。

和傘や清水焼きなど、京都の技をモダンに解釈したデザインで、空間のテーマは「陰影」。

エントランス

THE GENERAL KYOTO 高辻富小路のエントランス。

エントランスは、マンションのよう。

入り口はどこだろうと、若干ウロウロしました。

通常のホテルのような大々的なエントランスではなく、隠れ家感があります。

エントランスは自動扉なので、近づくと自動で開きます。

エントランス脇にあるカフェレストランを過ぎて、レセプションへ。

1階の共有エリアはこちら。

• レセプション
• ラウンジ
• レストラン
• バー

バー

レセプションの隣には、バーエリアがあります。

とてもスタイリッシュ。

こじんまりしたバーです。

出かける前の0次会や、ホテルに戻ってからの一杯に、ふらっと立ち寄りやすそう。

ラウンジ

各棟それぞれ、ラウンジがあります。

宿泊者用の無料ラウンジです。

宿泊棟以外のラウンジも、利用が出来ます。

ラウンジがとにかく素晴らしい。

照明と飾り棚で彩られた、シックで落ち着きのある空間。

とっても素敵なラウンジです。

宿泊者だけのクローズドの場所なので、特別感があります。

各ラウンジで用意しているものが違うので、デザイン空間を楽しみながら、好みのラウンジを見つけたい。

くつろいだり、本を読んだりおしゃべりを楽しんだり、仕事をしたり。

街を散策しながら、移動の途中途中で足を運ベて、思い思いに過ごせる場所です。

天井には、紙のインテリア。

折紙を連想します。

デザイン系の本が豊富です。

めくっているだけで楽しい。

中央が吹き抜けになっていて、中庭があります。

THE GENERAL KYOTOで、テラスがあるのは高辻富小路だけ。

建物内でも外の空気を感じられるので、開放的です。

ラウンジは、ドリンク無料で、コーヒー紅茶などがあります。

5時からは、ワインのワンコインサービスもあり。

ドリップ式の美味しいコーヒーです。

スナックもあります。

居心地良くて、ずっと居られます。

夜の景色も良い感じ。

私がいる時は、仕事をしている方が2〜3名いました。

クローズドの空間で、部屋のキーがないとラウンジには入れません。

仕事をするのには、最適な空間でした。

静かだし、中庭のグリーンも眺められるし、作業が進みました。

客室

エレベーターを上がり、客室へ。

部屋へ向かう廊下は、まさにスタイリッシュなマンション。

冷んやりしたクールな雰囲気が、ほんのりブルータリズム建築を思わせます。

かなりカッコイイ。

ホテルステイだけど、家っぽくて別宅に来たような気持ちに。

間取りもマンションぽいです。

ワンルームですが、レイアウトが特徴的。

壁で水回りとベッドルームが区切られているので、自宅感があります。

今回宿泊した部屋は、スーペリアキング。

部屋タイプ	スーペリア キング
広さ	約24㎡
ベッド	180cm×205cm

スタイリッシュなベッド。

色味が深くて、落ち着いています。

ユニセックスなデザインで、男性も好きそう。

ホテル独特の煌びやかさや華やかさでなく、洗練された自宅の雰囲気。

デザインが、兎に角好みでした。

窓際に、テーブルとチェア。

シンプルなデザインですが、モダンで素敵です。

ベッドスペースの家具は、ベッドとテーブル、チェアのみ。

空間を広く使っていて、ゆったりと、こざっぱりした感じ。

テレビは大きく、ベッド脇の壁に。

私はコンタクトを外すとほぼ見えないので、裸眼になったら広い部屋だとテレビは見えませんが、画面が大きくベッド脇なので、久々に寝ながらテレビを見えました。

なんの変哲も無いただの水。

それなのに、ラベルのロゴサイズや余白の使い方、フォントスタイル、シュリンクのボーダーデザインだけで、もうお洒落。

デザインってすごいなぁと、勝手に勉強になりました。

おしゃれな部屋では黒い急須が置いてあることが多いですが、こちらは白。

珍しいなと思いました。

白い急須も、粋で素敵です。

鱗柄のカップ。

ラウンジの天井に白い紙のインテリアが飾られていたので、折り紙を連想しました。

一点一点、シンプルだけど、洗練されたプロダクトでした。

スタイリッシュなライト。

ザ ジェネラル京都では、円、三角をレイヤーした幾何学模様のデザインが多くありました。

バスルーム

部屋の扉を開けて、目に入るのは、独立洗面台とバスルーム。

クローゼットは、洗面台の後ろにあります。

トイレとシャワーブース。

ザ ジェネラル京都は、全室バスタブなしで、レインシャワー付シャワーブースのみ。

普通のシャワーは経験ありますが、初のレインシャワーでした。

シャワーとはだいぶ違いました。

心地よい。

シャワーよりも全身お湯が浴びれるので、寒くない。

勿論、バスタブがあるに越したことはないですが、シャワーより段違いに快適。

他のホテルのレインシャワーも体験しましたが、ザ ジェネラル京都のレインシャワーは大きくて、一番快適でした。

シャンプーボトルも白。

可愛いです。

朝食

朝食場所は、高辻富小路の1階にあるレストラン「富小路ダイニング」

THE GENERAL KYOTOで唯一のレストランです。

朝食、昼食、バータイムまで、1日中営業しています。

ラウンジや部屋と同じスタイルの空間インテリアで、THE GENERAL KYOTOの中にある、富小路ダイニングならでは。

光と陰の演出が印象的な空間。

和傘の骨の影が天井に映り、素敵です。

地元の食材をメインに使用した、朝食。

洋食と和食から選べます。

鯖の西京漬け。

鯖は普段は、塩か味噌なので、西京漬けってところが京都的。

鯖の癖が軽くなり、味噌煮よりまろやかで優しい味。

鯖の西京漬けは、朝食にすごく良かったです。

あさりのお浸し。

あさりの身がふっくらしてジューシーでした。

野菜たっぷりのお味噌汁。

ゴロゴロ野菜でなく薄くカットされているので、寝起きでも朝から食べやすい。

人参と蓮根のきんぴら。

こちらも優しい味わいでした。

炊きたて京丹後産コシヒカリ。

つやつやのお米は、甘みがあって美味しい。

メニュー内容としては、シンプルな和食でした。

野菜の種類が豊富で、ほっとする感じの味付け。

一品一品、いろんな食材が入っているので、身体が喜ぶ感じ。

なんだか、朝か良いことした気分でした。

THE GENERAL KYOTO 高辻富小路まとめ

THE GENERAL KYOTOの特徴は3つ。

• 分散型ホテル
• デザイン性
• ラウンジ

分散型ホテルってなんだろうと思いましたが、基本的には一棟一棟、棟内で完結されています。

ヴィラのように、統括するレセプションがある訳ではありません。

例えば、チェックインもチェックアウトも、宿泊する棟のレセプションで行えます。

ただ、同じ系列のホテルなので、他の棟の施設も利用できるという訳です。

今回は休業中だったので、他の棟のラウンジには行けませんでしたが、他の棟も回れたらホテルステイの楽しみが広がります。

あの素敵なラウンジが他の棟でも利用できるのは、最高です。

部屋は洗練された空間で、自宅のような雰囲気。

「暮らすように」というTHE GENERAL KYOTOのコンセプトが、しっかり体現されていました。